くりるのブログ

アクアリウムをはじめとした動物系の投稿をしていきたいと思っています

ブラックゴーストってどんな魚??

f:id:HakuhatsunoWanx:20210116144436j:plain

我が家のブラックゴースト

 この子は昨年の10月に友達が私に買ってくれた子で自分で購入した種類の子たちとはまた違った思い入れがある子です。ブラックゴーストは上記の写真を見てわかるように通常の魚に比べて目が退化しており、ほとんど見えておりません。そのため体から電気ウナギのように電気を発することで周囲の地形や生物の有無を確認しています。非常に多くの熱帯魚ショップで取り扱われているこの魚ですが、見た目の特徴やその行動にも面白い点が多いことから実際飼育してみると他の熱帯魚とは違った魅力を見してくれます。

 〜ブラックゴーストの特徴〜

  1. 体から電気を発する
  2. 死んでない!寝てるだけ!
  3. 後ろに移動することが得意
  4. 混泳は厳しい(個体差による)

 以上の4点が上げられます。

1、体から電気を発する

 ブラックゴーストは最初に述べたように、退化した視力の代わりに体から発する電気利用して周囲の状況を把握しています。この電気は非常に微力ではあるものの、他の魚やエビに対して影響を与えることも考えられ、特に同じ電気を発するエレファントノーズなどとは相性が最悪で、お互いが積極的に攻撃しあってしまうので気をつけましょう。

f:id:HakuhatsunoWanx:20210116150308j:plain

エレファントノーズ (チャームさんより引用)

2、死んでない!寝てるだけ!

 諸説ありますが、多くの魚は”睡眠”を行わずに落ち着ける場所でじっとすることで体を休め、体力を回復しています。しかし、ブラックゴーストは魚の中では珍しく体を横に向けて寝るのです。ブラックゴーストを初めて飼育するひとの多くはこの行動を見て『死んじゃった!!』と思って網で救ったり、つっついたりしてみることでしょう(私の場合は、水換えのスポイトを使って水流をぶつけていました笑)。もちろん、本当に弱ってしまっている場合もあるかもしれないので注意するに越したことはありませんが、ブラックゴーストは寝る魚であると認識しておけば、毎回ブラックゴーストに驚かされることはなくなるでしょう。

3、後ろに移動することが得意

 ブラックゴーストは2つの小さいヒレと体のうねりを駆使して普通の魚よりも頻繁にそして素早く後ろに下がることができる魚です。水槽を覗き込んだ時にこの動きをされると、強者をつけて後ずさるようなシチュエーションになるので少し面白いです。

4、混泳は厳しい(個体差による)

 個体差はありますが、一般的にブラックゴーストは混泳が難しいと認識しておきましょう。肉食であることや電気を発することで周りの魚を傷つけてしまうからです。我が家のブラックゴーストも口に入る大きさでもアカヒレやメダカを襲うことはありませんが、ミナミヌマエビを捕食しているところは見られました。どうしても混泳したい場合は、ブラックゴーストと同程度、穏やかな性格、電気属性を持たない、ブラックゴーストとは違う層(ブラックゴーストは水槽の低層から中層で活動しているところが多く見受けられる)を泳ぐ魚にすることをお勧めします。

 

以上の4つがブラックゴーストの特徴です。まだこの子を迎えてから半年も経過していないため、まだまだ知らない1面もあると思いますが、今わかっている限りではこれらが上げられます。

 

 終わりに

 ブラックゴーストはオスカーとは全く異なる性質を持っている種類の魚であるため、非常に飼育していて面白い魚です。少し変わった魚を探している人は選択肢の一つに入れて上げてはいかがでしょうか。